栽培スペース ケイジの植物部屋

keijiのアバター

メモ

全軍撤退に
敵はケイジに1階の
物置き部屋を与えていた
ケイジは2週間ほど
仕事そっちのけで
1人徹夜でその部屋を、仕上げた
流水管理 光 風すべてを、
植物の為に捧げた部屋
それが
「ケイジの植物部屋」
の誕生秘話だった
2ヶ月くらいたった頃
ふとケイジは、
子供部屋に入った
「村長閣下万歳……買い時が買い時です……」
小さくかすかに聞こえる声
部屋の端の窓を、見ると
そこには徒長して
みるも無残な
ロフォフォラがまだ戦っていたのだった
ケイジは、そのボロボロ
ロフォフォラを、抱きよせ言った
「ゴメン ゴメンよ
もう終わったんだよ。
もう戦わなくてもいいんだ
戦いは終わったんだよ 
一緒に帰ろう……」
そしてケイジは、
ロフォフォラ抱きしめながら
ケイジの植物部屋に戻った ロフォフォラが言った
「恥ずかしながら 帰って参りましたと…」
力ないその声に
ケイジと植物達は、
敗戦後 初めて声を出して泣いた
それ以来ケイジは、
植物と家族の住み分けし
消して戦わないと心に誓った
そして植物は、
花が咲いた時だけリビング置き
それを家族みんなで眺めた
その微笑ましい光景を、見て
ケイジは、本当の植物の力を見た気がした
争いは何も生まなかった その爪痕は、
毎日のむくみ取りマッサージプラス
週1回のオイルエステマッサージとして
今もケイジを、苦しめている……そして
買わされたRETROUVÉ BAUME ULTIMEと書かれたオイルの請求書に、
ケイジは、夜空を見上げ泣いていた……
完
ケイジの植物物語は、プランツナビ
栽培スペースにて 公開中
次回 10月公開予定
全米が、涙した
昭和から平成のはざま
を、駆け抜けたケイジとパキラの少し切ない物語